職能給設計ソフトの概要

高卒18歳の新入社員から平均的課長40歳の賃金(基本給)の差額を求め、その額を入力した比率で職能給と年齢給に割り振り、それを更に、職能給は昇格昇給分と習熟昇給分に入力した比率で割り振ります。それらの割り振られた年齢給、昇格昇給分、習熟昇給分の金額を、更に、高卒18歳から40歳平均的課長までの22年間で除して得た金額を平均ピッチとして、年齢給は各年齢に、職能給は各等級にメリハリのあるように配分します。
この作業を基本給設計シートを使って行います。
下の図表を参考にしてください。
でき上がった賃金表を基に個別社員の等級・号俸の格付けを行い新賃金額を設定します。
この結果、個別社員ごとに見ていくと、基本給が、設計前より減る人、増える人が出てきます。この場合、減る人には調整給で設計前の賃金を保障し、増える人は増加となります。
従って、原資としては増加者の分だけ増加となります。

シート上の（１）、（２）、（３）の黄色の部分を入力後、「計算開始」ボタンをクリックすると以下３～５の表が自動的に作成されます。
年齢給を採用しない場合は、年齢給：職能給を０：１０と入力します。
３～５の表の他、個別社員格付け処理、年度更新処理、モデル賃金表・プロットグラフの作成、作成された表のエクセルへのエクスポートなどの機能があります。