職務（役割）給（ポイント制）設計ソフトの概要

自社で区分する職種・等級ごとに8つの評価要素に対して重要度に応じて点数を付与します。各評価要素の文言は自由に変更することができます。要素ごとに重要度に応じてウェイトを設定します。点数合計はウェイトを乗算した合計点です。こうして全職種・全等級について点数を付与します。最後に「等級別ポイント表」ボタンをクリックすると図表3の等級別ポイント表が完成します。この表をベースに以後の設計処理が進められます。

「この表は、図表4の職種別・等級別職務給表」および図表5の「職務・職能給表」の作成に使用され、また、シート「シミュレーション」上で個別社員の職務給設定にも使われるなど重要な表です。

本表は、前表の「等級別ポイント表」作成後、図表1のメインメニューの「シミュレーション表作成」ボタンをクリックすることによって、次の図表5の「職務・職能給表」とともに作成されます。

本表は、４の職種・等級別職務給表を更に細分化して号俸を設定するものです。この表と人事評価の評点を関連付けて号数を決定し賃金を決めます。たとえば、2等級5号で182,500円の人がA評価だった場合、4号アップして9号の189,700円に昇給させるというように使います。

このシミュレーション表を使用するのにはあらかじめ対象社員の情報を設定しておくことと、図表3の「等級別ポイント表」および図表4・図表5の「職務給表」を作成しておく必要があります。そのうえで、図表1のメインメニューの「シミュレーション表作成」ボタンをクリックすると本表が出来上がり、1ポイントあたりの賃金額等が計算されます。本表の例では、設計原資をそのまま新賃金の原資として使用しているので原資の増減はありませんが、表の青色のセルに追加原資を設定すれば原資を増額させたうえで1ポイントあたりの賃金額を計算します。
本表に関するこれまでの処理は、個別社員の賃金格付けを仮の形で行ってきましたので、最終的には個別社員ごとに等級・号数を再設定して「シミュレーション表作成」を行います。

範囲給グラフは、図表2から図表6の処理によって作成された「等級別職務給表」の上限・下限額をグラフ化して個別社員の変更前の設計原資を職務別・等級別にプロットしたものです。

データは個別社員の設計前の設計原資を使用しています。設計後の金額を使用したいのであれば、便宜的ですが、基本給額を設計後の金額に入れ替えてグラフ表示することは可能です。